つい先日Googleが、Google Play開発者ポリシーを大幅に改訂したと発表しました。Googleは、リアルマネーギャンブルのアプリケーション、ユーザー情報、ファイルアクセス認証等に関するポリシーを修正し、明確な説明を付して、典型的ポリシー違反の例を示しました。さらに、新しい「パッケージの可視化」ポリシーを発表し、ユーザーデータへのアクセスを、インストールされたアプリの必須機能にとって必要なデータのみに制限することとしました。これらのアップデートのうち、いくつかの要点を以下で詳しく説明していきます。

リアルマネーギャンブルに関する変更

Googleは、ギャンブルアプリの提供を許可する地域を拡大するとともに、オンラインギャンブルやそのサポートアプリの配信に関するポリシーを変更し、国ごとに許可するギャンブルアプリの種類の包括的一覧表を作りました。許可された地域で動作するギャンブルアプリは、Google Playの基準全てに準拠しており、必要な政府許可を開発者が得ている場合に限りリリースすることができます。Google Playストアでアプリを公開するためには、開発者は賭博申請フォームに記入して申請する必要があります。

ギャンブルアプリ以外にも、Googleはロイヤリティプログラムを設け、アプリ開発者が一定の基準を満たせば、ユーザーに現実世界の報酬や金銭相当額を提供することができるようにしました。新たなポリシーによれば、リアルマネーでのギャンブル、ゲーム、コンテストに関するポリシーを遵守するべく、ロイヤリティプログラムでは報酬が明確に記載されている必要があり、いかなる交換手段とも結びつけることはできません。

対象となるロイヤリティポイントや賞品が金銭取引を伴う場合、アプリで設定された比率に基づいてのみ可能であり、特典やポイントの価値は、ゲームプレイや偶然性に基づいて、賭けの対象としたり指数化したりすることはできません。他方、ゲーム以外のアプリでのロイヤルティポイントや賞品は、新ポリシー記載の条件を満たしていれば、コンテストや偶然性に基づく結果に関連したものでも構いません。ロイヤリティプログラム参加時の利用規約は、ゲームアプリと非ゲームアプリの双方において公示する必要があります。

その他の変更

Googleは、上記の変更に加え、ニュースアプリや未成年者をターゲット層に含めたアプリについて、他の要件を導入しました。許可(パーミッション)機能にアクセスできるアプリは全て、ユーザー情報に関する新規則に従わなければなりません。これには、開示情報を目立たせることや同意の要件を含み、同意を得ずまたは違法な目的でユーザー情報を使用することはできません。

なお、規則改定に伴い、当該アプリは、プレイするデバイスの指定されたスペースおよびアプリ自体の両方にプライバシーポリシーを記載しなければならなくなりました。さらに、必要な要件を満たすアプリの開発者は、Playコンソール内の宣言フォームへの記入が求められます。以上の条件を満たさないアプリは、Google Playから削除される可能性があります。

上記の変更により、Google Playストアで配信されている現行および新規のアプリを見直し、コンプライアンス上の様々な問題を解決する必要があります。最近、Google Playデベロッパーポリシーに大規模なポリシー変更がありましたが、上記の変更はこれと併せて、Googleが自社のプラットフォームを通じて提供されるアプリや拡張機能に細心の注意を払っていることを示唆しています。